難問に食らいつく姿勢を育てるには
要領よくスラスラ解ければいいわけではない。
ちゃんとした勉強を進めるためには、難しい問題に食らいついてじっくり考える姿勢も大切だ
自分はこの問題が絶対に解けるから、絶対諦めたくない、答えを教わるなんて悔しい!みたいな、勝気な気持ちが必要だ
これにも、その子の持って生まれた性格が大きなポイントではあるのだけれど、こういう気持ちを育てるとしたら、自分には絶対に解ける、という自信をつけさせることが大事だと思う。
簡単な問題から、解けた!という実績を積み上げて、徐々に難しいものが解けるようになっていく。
この快感を覚えることができたらしめたものだ。
じっくり考えて、「なるほど、そうか!」と、肚に落ちたときの感覚は、とても大切だと思う。
学問の本来の意義はここにあると思う。
問題がスラスラ解ける楽しさは、勉強に興味を持つとっかかりにするにはいいけど、それだけだと、いわゆる「お勉強が出来るだけの子」であって、テストは得意だけど、実社会では役に立たない
世界は解消すべき不条理や不正義にあふれている。こういう天下の難問に、諦めず食らいついていける、勝ち気で優秀な人間になりたい