なるほど、そうか!

私が生きている中で見つけた、生活に役立つちょっとしたことをまとめてみました。

過去の嫌な思い出をどう扱うか

皆さんには、過去の悪い記憶ってありますか?


私にはあります。


それも、すごくたくさん!


ひどい目にあった、という被害者になった出来事もつらいですが、どうしてあんなにひどいことをしてしまったんだろう、という、加害者になってしまった出来事も、身悶えするほど思いだすとつらいものがあります。


そういうことを、ふとした瞬間に思い出してしまうと、自分が、突然、とても価値の低い、嫌な人間に思えて、何をするのにも手がつかなくなります。


以前からずっと、こういう場合の対処法って何かないだろうか、と思っていたのですが、最近、良い方法を思いつきました。


こういう悪い記憶は、悪魔のささやきなので、悪霊退散!と唱えて、追い払ってしまえばいいんです。


今はきちんと生きているのに、過去の過ちに心乱されて、尊厳を失ったり、行動を阻害されてしまうのは、絶対良いことじゃないんです。

昔のことであって、現存していない幻に対し、現存しているかのように、感情的に反応してしまうのは、想像力を持った人間ならではのものであって、他の動物にはないはずです。

想像力は、進化の結果、生物として、より生きやすいように手に入れたはずなのに、想像力のせいで生きるのが阻害されるなんて、絶対正しくない。


ということで、過去の悪い記憶はどうにかして排除しましょう。

古来、悪魔の囁きだの、悪霊だの、妖怪だのというものは、こういう悪い想像をとっちめるために考え出された概念なのではないでしょうか?

こいつは悪い奴なので、悪魔払いしちゃって良いんです。


反省するのは良いことですよ、そういう過ちを二度と起こさないように気をつけることは。

でも、過去の記憶を、今、そこにあるもの、と勘違いして、感情的に反応するのは、反省ではないでしょう。


過去の記憶に、嫌な思い、つらい思い、尊厳を失う思い、を、する場合に限り、その記憶は退散させてしまいましょう。


そういう意味では、未来の不安も同じですね。


まだ訪れていない未来の可能性に対し、あたかも今そこにあるものと勘違いして、感情的に不安や恐怖を感じる限りにおいて、その未来の可能性には、退散してもらいましょう。